元外務員がオススメするのはこの商品

お勧め銘柄は、『金、白金、ガソリン、灯油、コーン、大豆、アラビカコーヒー』です。
この7銘柄を抑えておけば基本的には十分だと思います。
取引量も多い商品ですし、短期スタンスでも良いですが、長期スタンスでも取引できるので、初心者の方でもトライしやすい銘柄かと思います。

「金」は、この7銘柄の中でもやはり1番初心者向きで長期スタンスの取引に向いており、取引量も常に1、2を争う人気銘柄です。
金ミニ取引もありますし、一般投資家の参入が多い銘柄ですので、内部要因など、初心者の方には分かりにくい要因などで価格が急変することも少なく、初めて取引するには1番お勧めです。

《基本情報》
金は希少価値が高く、1トンの金鉱石から採れる金の量はわずか5〜7グラムにすぎません。
融点(その物質が溶ける温度)が低いため、加工しやすいという特性があります。
供給面としては、産金国は主に南アフリカ、北米、オーストラリアなどでした。
しかし、生産国第1位の南アフリカと2位の北米の生産量は年々減少傾向にあり、4位以降の中国やペルー、インドネシアなどでは新しい低コストの鉱山の発掘も進んでいて、生産量も増えてきており、2007年には中国が生産国第2位に躍り出ました。
中国側は2008年は南アフリカを抜くと表明しており、今後もその動向から目が離せません。
世界の金需要の75%は宝飾品需要で、あとは電子工業用需要、投資需要とに分けられます。近年、大きく伸びているのは投資需要です。
また、世界最大の金消費国はインドですが、そのインドや中国などでは、人口増加や経済発展に伴い、その需要が近年伸びてきています。

《参考資料》
http://www.all-navi.jp/cx/commodity/gold.html


「白金」は、同じ貴金属でも「金」よりもう少し値動きが大きいので、デイトレでも活用できますし、「金」に慣れてきて、もう少し利ざやを稼げるものが良いなぁ、と思った時に、「金」とわりかし動きが似ていて、新たに勉強することが少なく入っていけるので、やりやすいのではないかと思います。
また、長期スタンスで取引する場合、「金」と似た動きをすることが多いため、「金」の値動きが反対に行ってしまって、値洗い損が出てきた時に、「白金」で逆のポジションを取って、リスクを軽減したい場合に活用することもできる商品だと思います。

《基本情報》
「白金(プラチナ)」は、金以上に希少価値の高く、1トンの鉱山から3グラムほどしか取れません。結婚指輪1つくらいです。
宇宙から来た鉱物とも言われており、融点が高く硬度も高いなど、非常に金属としての特性が優れているため、精密機械などにも多く使われています。
また、生産量は南アフリカが約75%、とロシアが約15%と2国でほとんどを占めており、ロシアの供給が不安定な面があり、それがたまに大きな変動要因なったりします。
産出量が限られているのに需要は高いため、価格が動きやすいです。
排ガス規制強化に伴う自動車触媒の需要が約50%を占め、宝飾需要、工業用需要と続きます。
プラチナジュエリーは価格高騰にも関わらず、世界的に人気が高くなっていて、今後も需要は伸びていくと思われます。
また、投資需要の増加が著しい商品でもあります。

《参考資料》
http://www.all-navi.jp/cx/commodity/platinum.html


「原油」「ガソリン」「灯油」は、基本的にはNY原油の価格を元に同じ動きをする商品です。
原油からガソリンや灯油が精製されるため、本来どれを取引しても良いのですが、取引量が多く、人気があるのは、「ガソリン」「原油」「灯油」の順となっています。「灯油」はそこまで取引量はありませんので、実際単品での取引は個人的にはお勧めしません。
それに3銘柄ともストップ高、ストップ安を頻繁に付けるような非常に値動きの激しい銘柄ですので、本来は、投資に慣れたデイトレーダーの方向けの商品で、初心者向けの商品とは言えないんです。
ただ、ガソリンと灯油の組み合わせでできる鞘取引がローリスクで長期スタンスでできるため、初心者の方にも人気があるので、抑えておいて損はないと思います。

《基本情報》
ガソリン・灯油は、基本的には元となる原油価格の動向によって同じように動きます。
やはり中東諸国が主な産出国ですので、OPECの動向に注目です。ご存知の通り、中国やインドの経済発展は目覚しく、中国での自動車需要が伸びてきていることから、ガソリン需要は根強いものがあります。
近年の投機マネーの流入による価格高騰を受け、ようやく需給が緩み始めており、今後の価格動向も激しいものになりそうです。
OPECが生産量規制をうまく取ってとっていけるかどうかが価格に大きく影響しそうです。
新たな油田開発はなかなかすぐに実現するものではないため、埋蔵量はあると言われていますが、オイルマネーの動きは激しいため、価格もかなりの幅で動くことは考えておいたほうがよさそうです。

ガソリンと灯油の違いは、ガソリンは特に4月5月辺りの行楽シーズンやサマーバカンスシーズンに需要が伸びやすく、それに伴い価格も上がりやすく、灯油は冬に需要が伸びるため、12月から2月辺りに価格が上がりやすい傾向があります。
冬の寒さが厳しければ厳しいほど価格が上がることになります。
この特性を生かし、夏場の限月を取引する場合は、「ガソリン買いの灯油売り」、冬場の限月を取引する場合は、「ガソリン売りの灯油買い」とすることで、その価格差の開きを利益として取ろうというのが鞘取りです。
単品ではハイリスクな人気商品をローリスクに抑えて取引できるメリットがあります。

《参考資料》
http://www.all-navi.jp/cx/commodity/gasoline.html
http://www.all-navi.jp/cx/commodity/crudeoil.html


「コーン」は穀物の中で1番の人気銘柄で取引量も全銘柄の中でも上位に食い込んでくる取引量の多い商品ですので、工業品だけでなくて、農産物もやってみたいなぁ、と思った時に1番最初はコーンからというのが王道だと思います。
穀物の中では「コーン」が一般投資家の参入が多いので、金でも言ったように、内部要因などで価格が急変しにくい商品と言えると思います。
板寄せなので、1日の取引時間が決まっており、デイトレーダーには物足りないものがあるかもしれませんし、ライフスタイルに合う、合わないがあるかもしれませんが、初心者の方からすれば、その時間のみで良いと考えれば、やりやすいかもしれませんね。

《基本情報》
コーンは飼料用需要がほとんどです。
主要生産国は米国、ブラジルが主で、特に米国は生産高の4割、輸出市場で6割を占めており、影響力が強いです。
生産国にハリケーンや天候被害が出るかどうかが一番の価格動向の要因となります。
生産量や、天候被害による在庫率の増減が価格動向に大きく影響します。
さらに、今はバイオ燃料によるコーンや大豆の需要が伸び、一気に生産量が増えました。それによる弊害が近年高まっていますので、これから農家の生産量コントロールの仕方によって値段が大きく変わってきそうです。

《参考資料》
http://www.all-navi.jp/cx/commodity/corn.html


「大豆」は穀物の中で「コーン」に次ぐ人気銘柄で、需給要因などが似ているので、組み合わせやすい商品です。
「大豆」には「一般大豆」と「Non-GMO大豆」とあり、「Non-GMO大豆」は非遺伝子組み換え大豆のことです。
これも多少似た動きをするところがありますので、「コーン」の取引でのリスクヘッジに使ったりする場合もあります。
大豆もコーンと同じく板寄せの銘柄になります。

《基本情報》
大豆も飼料用需要がほとんどです。
主要生産国は米国とブラジル、アルゼンチンです。コーンと同じく、生産国の天候が一番大きく影響します。
やはり、バイオ燃料向けの需要が伸びており、在庫率の増減、農家の生産量コントロールの仕方によってかなりの価格動向がありそうです。

《参考資料》
http://www.all-navi.jp/cx/commodity/soybean.html


コーヒーには、「アラビカコーヒー」と「ロブスターコーヒー」の2種類あって、「アラビカコーヒー」は主にブラジルやコロンビア、エチオピアなどで生産される、いわゆる私たちが喫茶店で飲むコーヒーのことで、高級なコーヒーを指します。

「ロブスターコーヒー」は、主にベトナムとブラジルで生産される、いわゆる日本では缶コーヒーとして飲まれていたコーヒーで、アラビカコーヒーに比べると低級なコーヒーになります。
皆さんがよく聞く、「ブルーマウンテン」や「キリマンジャロ」といったブランドコーヒーを総称して「アラビカコーヒー」と言います。
この「アラビカコーヒー」は、「コーン」や「大豆」に比べれば値動きの少ない商品だと思います。数年おきに大きな天候被害が起こりますと大化けする商品ではありますが…。
元々板寄せでしたが、ザラバに変わりましたので、好きな時間に取引できるのが魅力のひとつだと思います。
取引量はコーン、大豆に比べるとやや少ないですが、何か要因があると人気がでる商品もありますので、チェックしておいて損はありません。農産物の中でも普段は値動きも少ないため、初心者の方でもトライしやすい商品と言えますし、長期スタンスの方にも向いているかと思います。

《基本情報》
アラビカコーヒーは生産国1位のブラジルの天候が一番左右します。
南半球ですので、日本とは気候が逆ですが、5月から7月にかけての収穫期に霜の被害がでないか、10月から12月辺りの開花期に降雨量が十分か、干ばつ被害がでないかが大きく影響します。
生産国であるブラジルの消費量は米国に次いで2位なっており、嗜好品として中国などの新興国での需要量が伸びており、今まで物あまり気味だったコーヒーの需給バランスも変わってくる可能性があります。
あまり、大きく需給が逼迫することが少ない商品なため、よっぽどの天候被害がなければ急激な価格変動が起こりにくいのが特徴です。

《参考資料》
http://www.all-navi.jp/cx/commodity/coffee.html


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