追証拠金はなくてはならないもの!

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この追証拠金が、一般投資家に商品は怖いという印象を与えてしまうのですが、証拠金制度の取引にはなくてはならない仕組みの一つです。それに、取られたまま、返ってこないお金でもありません。

逆方向に動いている場合の一時補填金のようなものなので、相場が戻ってこれば、自分の手元に返ってきますし、それまでに利益を出していれば、その利益金を追証拠金として補填することもできます。

つまり、最初に30万円預けて金1枚取引して20万円利益が出たとしましょう。合わせて50万円預けていることになりますよね。そして、金1枚の取引であれば本証拠金は13万5000円ですから、余剰金は36万5000円ですよね。つまり、
36万5000円÷1000g÷1枚=365円
365円思惑と逆方向に行かない限り、追証拠金は必要ないということです。
それに、365円も逆に動くまでに違う手を打つことだってできます。
だって、株と違って値下がりを利益として取ることもできるんですから!
300万円も預けなくても50万円でも利益を出せるチャンスはいっぱいあるということです。

それでも避けて通れるに越したことはないですよね。
では、この追証拠金はどれぐらいの頻度で起こるものなのかとういうと、この数年ですべての商品価格は上がり続けており、その値動きは激しくなってきています。

例えば、「金」ですと、10年前の金価格は1000円前後、本証拠金も4万5千円という時代もありましたが、現在はそのどちらとも3倍ほどになっています。
そしてその分、値動きも大きくなっており、昔は1日10円も動けば、すごいなぁ、と言っていたのが、これもまた、1日で30円くらいはあっという間に動くのです。

ただ、いくらでも値段が動いては困りますよね?
そこで、「値幅制限(ねはばせいげん)」、通称ストップ幅と言って、相場の変動が激しいときでも1日ではこれ以上動かないという値段の振れ幅を制限するものがあります。
それが現在は金は150円なのです。

前日の最終約定価格のことを終値(おわりね)と言いますが、その終値から上にも下にも150円動きます。
つまり前日の終値が3000円だった場合、翌日は2850円から3150円まで動く可能性があるということです。
数年前はこの値幅制限は30円だったので、どれだけ値動きが激しくなっているか、お分かりいただけるかと思います。

金の場合、1日でこの150円幅いっぱいに動くということはまれにしかありませんが、そうなった時に追証拠金は1日でも必要になったりしますし、2度必要になることだってあるということです。
こういったことに備えて、余裕を持つことが大切なんですね。
逆を言えば、投資金額の倍以上の利益を1日で稼ぐことも可能、ということです。

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株式と比べてハイリスクだと言われるのはこういった点が違うからだと思います。
これは、メリットでもあり、デメリットでもあると言えます。
先ほども言ったように、株式の場合、1日や1週間程度で10万円以上利益を出そうと思ったら、10万円程度の株では難しく、100万円以上とか、1000万円以上といった巨額の投資をしないとなかなか実現できません。
しかし、先物取引なら10万円程度の投資でも十分に可能だからです。
値動きが早く、決着がつくのが早いため、投資に慣れていない人には、最初は特に難しくリスキーに感じるのかもしれませんね。

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